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2009年9月

■13号発進せよ/高野よしてる

初出/少年マガジン
書誌/アップルBOXクリエート(全2巻)
    パンローリング・マンガショップシリーズ(全2巻)

 週刊少年マガジンの創刊当初から連載されたロボット漫画、初期の名作のひとつである。
 すでに『鉄腕アトム(手塚治虫)』、『鉄人28号(横山光輝)』などがあったわけだが、この『13号発進せよ』もそれらに劣らない、面白い作品だ。にもかかわらず、単行本として復刊されたのは、「マンガショップ」での刊行が、実に半世紀ぶりというのであるから驚きである(自費出版である「アップルBOXクリエート」にしても40年以上が経っている)。
 タイトルからもわかる通り、『鉄人28号』を意識しているのは明らかで、物語の中でも、「13号」を開発した江戸川博士の13番目の発明と説明されている。またリモコンで動き、時には悪人の手に落ちるあたりも『鉄人28号』に類似する。
 とはいえ『13号発進せよ』は、週刊誌連載ということもあってか、ストーリーの展開がスピーディーで面白い。正直、もんと退屈するのではないかと思っていたのだが、次々と出されてくるアイデアに、一気に読めてしまった。その分、突然の終了は腑に落ちない印象も受けるのではあるが。

 この『13号発進せよ』は、ずいぶん長い間「読みたい作品」のひとつだった。「少年マガジン」の特集で、作品紹介とカットが掲載されたり、夏目房之介の著書で作品が紹介されたのを見る限りで、作品そのものを読む機会がなかったからだ。最初の単行本である東方出版のものは、実物を見たことがない。ロボットマンガの歴史を振り返る意味でも、復刊されたことは喜ばしい。

■11人いる!/萩尾望都

初出:別冊少女コミック
書誌:小学館漫画文庫
   萩尾望都作品集(小学館)
   小学館文庫

『11人いる!』は前後編、2回に分けて発表されたが、当時偶然読めたのは前編のみで、前後編を通して読んだのは、小学館漫画賞を受賞後に刊行された、文庫版でであった。
 その当時、まだ少年漫画しか読んでいなかったのだが、たまたま入手した雑誌にこの作品が掲載されていたことから、少女漫画にも俄然興味がわいたのは事実である。
 この作品は、少女漫画に本格的なSFを持ち込んだともいえる内容で、たまたまそれを読んだことで、自分の少女漫画観も変わった。
 宇宙大学の入試試験として、漂流中の宇宙船の中で過ごすことになった10人の受験生。しかし宇宙船に入ってみると、そこには11人いた。
 11人の魅力的なキャラクター、サスペンスに満ちたストーリー展開。紛れもなく傑作である。
 のちに続編も発表され(『続・11人いる! 東の地平、西の永遠』『スペースストリート』)たほか、NHKの少年ドラマシリーズとして映像化され、さらにのちにはアニメ化もされている。

 萩尾望都といえば『ポーの一族』や『トーマの心臓』といった作品が知られているが、この『11人いる!』が、自分にとって萩尾望都の代表作である。

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